デュオを殺したのはリア充

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ユリア・フィッシャー&ダニエル・ミュラー=ショット:デュオ・セッションズ

曲目・内容 コダーイ(1882-1967) 1-3.ヴァイオリンとチェロのためのデュオ Op.7(1914) Allegro serioso, non troppo Adagio Maestoso e largamente, ma non troppo lento シュルホフ(1894-1942) 4-7.ヴァイオリンとチェロのためのデュオ(1925) Moderato Zingaresca. Allegro giocoso Andantino Moderato ラヴェル(1875-1937) 8-11.ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(1922) Allegro Tres vif Lent Vif, avec entrain ハルヴォルセン(1864-1935) 12.ヴァイオリンとチェロのための「パッサカリア」 アーティスト(演奏・出演) ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン) ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ) レコーディング 2014年9月23-24日 ミュンヘン、バイエルン放送 第1スタジオ商品番号:C902161  ユリア・フィッシャー&ダニエル・ミュラー=ショットデュオ・セッションズ [ミュラー=ショット/J. フィッシャー] Julia Fischer & Daniel Muller-Schott DUO SESSIONS CD発売日:2016年07月27日  カタログで見る レーベル:Orfeo NMLカタログ番号: C902161A ヴァイオリンとチェロの二重奏曲。

どちらかの楽器が優位になることはなく、お互いの個性を認め合いながら、洗練されたハーモニーを醸し出す室内楽作品の最小形とも言えるアンサンブルです。

バロックの時代からこの形態で書かれた作品は数多くありますが、今回のアルバムでユリア・フィッシャーとミュラー=ショットが選んだのは、調性が崩壊しつつある近現代に書かれた4つの作品で、どれもが新しい表現手段を模索しながらも、民族性を取り入れた独自の作風を有した興味深い曲です。

民族色豊かなコダーイ、複雑なリズムを駆使して書かれたシュルホフ、ハンガリー風の響きが感じられる「ドビュッシーの思い出に捧げられた」ラヴェル。

そして最後に置かれているのが、ヘンデルの主題を自由に変奏していくハルヴォルセンの「パッサカリア」。

作品の妙味もさることながら、奏者2人の息詰まるような掛け合いも聴き所です。

ヴァイオリニストのユリア・フィッシャーとチェロのミュラー=ショットは2005年にブラームス「二重協奏曲」の録音をリリース、以降10年以上に渡ってデュオ活動をしていますが、今回の録音は彼らにとっても会心の出来映えとなりました。

作曲家検索リンク(このタイトルに収録されている作曲家) コダーイ シュルホフ ハルヴォルセン ラヴェル

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